四択問題 評価・判定2
   
 問題5

アルカリシリカ反応



 反応性骨材の使用が疑われるコンクリート構造物の劣化評価に関する次の記述のうち,不適当なものはどれか.


(1) 鉄筋コンクリート梁に生じている軸方向のひび割れから白色のゲルが滲出しており,ひび割れ幅も拡大する傾向があるので,アルカリシリカ反応による劣化の可能性が高いと判断した.
(2) 帯鉄筋方向のひび割れが多数生じている鉄筋コンクリート柱から粗骨材を取り出して調べたところ,無害でないことがわかったので,アルカリシリカ反応による劣化の可能性が高いと判断した.
(3) 鉄筋コンクリート擁壁の膨張量を定期観測したところ,夏期の膨張が卓越していたので,アルカリシリカ反応による劣化の可能性が高いと判断した.
(4) 無筋コンクリートの消波ブロックに,著しく幅の広い亀甲状のひび割れが生じていたので,アルカリシリカ反応による劣化の可能性が高いと判断した.