四択問題 補修・補強1
   
 問題2

初期欠陥



 初期欠陥の対策に関する次の記述のうち,不適当なものはどれか.


(1) 飛来塩分が供給される防波堤の壁面に,表面気泡が多く発生していたので,気泡内部にポリマーセメントモルタルを充填した後,全面にポリマーセメントペーストを塗布して,塩化物イオンの侵入を抑制する対策をとった.
(2) 張出し床版の下面に深さ50mm,大きさ10cm四方の豆板が発生していたので,その部分にアクリルゴム系の表面被覆材を塗布して,第三者への被害を防止する対策をとった.
(3) 橋台の表面に砂すじが生じていたので,ワイヤーブラシでケレンした後,ポリマーセメントペーストを均一に塗布して,劣化因子の侵入を抑制する対策をとった.
(4) 建物の外壁にコールドジョイントが発生していたが,縁切れがはっきりとは認められない程度のものであったので,ポリマーセメントペーストを塗布した.