アクティブ法
被測定物を強制的に加熱して温度差を与え、熱画像を撮影する方法。パッシブ法の対語。
亜硝酸リチウム
LiNO2のこと。アルカリ骨材反応抑制材の主成分として用いられる。
アラミド繊維
合成繊維の一種。含浸接着剤を含浸させるなどして、FRP(連続繊維補強材)として用いられる。
アルカリ骨材反応
コンクリート中のアルカリと骨材に含まれる反応性鉱物とが反応して、異常な膨張を生じさせる反応。
アルカリ骨材反応抑制材
アルカリ骨材反応を抑制するための表面含浸材。
アルカリシリカゲル
アルカリとシリカ鉱物とが反応して生成されるゲル。ゲルは水などの分散媒に微小な粒子が凝集したもの。
アルカリシリカ反応性
骨材が備えもっているアルカリ骨材反応に対して有害なアルカリと反応する性質。
アルカリ性付与材
アルカリ性を付与して鉄筋の腐食環境を改善するための表面含浸材。
アルカリ総量
セメントなどからコンクリートに供給されるアルカリ質量の総和。
安全性能
構造物が破壊して人命などが失われることがない性能。
■い
イオンクロマトグラフ法
カラムでイオンを分離することによって、着目するイオンを定量する方法。
異形鉄筋
コンクリートとの付着をよくするために、表面にリブやふしを設けた鉄筋。
インパルスハンマー
打音法などで用いられる弾性波の発振装置。打撃力や打撃特性を考慮できる。
■う
ウォータージェット工法
超高圧の水を噴射して、はつりなどの表面処理や切断を行う方法。
浮き
仕上げ材などの表面保護工が躯体コンクリート表面と密着していない状態。
浮き型枠
構造物の断面が変化する箇所の上面に設置する型枠。側壁の下ハンチを下床版と同時に打設する場合などに用いる。
打換え
既設コンクリート部材の一部または全部を新たな部材と取り替えること。
打重ね
まだ固まっていないコンクリートの上にコンクリートを打ち足すこと。
打継ぎ
すでに硬化したコンクリートの上に新たにコンクリートを打ち重ねること。
裏込め材
トンネル覆工などの構造体と地山との隙間を充填するために用いられる材料。
上塗り
中塗りを保護し美観を付与するために中塗りの上に塗布する材料。
■え
液相反応
コンクリートに直流電流を流すことによって、電解質溶液のアルカリ性が高まり陽イオンと陰イオンが反応して不溶性の塩が析出する現象。
エトリンガイト
C3Aの水和反応で生じる水和物が硫酸塩と反応して生成される膨張性の針状結晶。
エフロレッセンス
コンクリート中の水酸化カルシウムが水に溶けて表面に運ばれ、大気中の炭酸ガスと反応して析出する主として白色の物質。
エポキシ樹脂
熱硬化性樹脂の一種。補修材、接着剤、塗料などとして用いられている。
塩害
塩化物イオンの作用を受けて、コンクリート中の鋼材が腐食する形態の劣化。
塩化物イオン量
コンクリート1m3中の塩化物イオンの質量。塩分量、塩化物イオン濃度ともいう。
延性破面
延性的に破壊した面。延性破壊は、大きな塑性変形を伴った形態の破壊。
エントレインドエア
AE剤などの空気連行作用のある混和剤を用いてコンクリート中に連行させた空気。
■お
応力振幅
繰返し荷重によって発生する上限応力と下限応力との差。
帯鉄筋
梁や柱などの軸方向鉄筋を所定の間隔ごとに取り囲んで配置される横方向鉄筋。
温度応力
自由な変形を拘束された部材の温度変化、および部材内の温度差によって生じる応力。
■か
外観調査
構造物を目視観察することによって行う調査。簡易な測定器具を用いることもある。
回折X線強度
X線計数管によって1秒あたりに検出されるX線の個数。
外部環境
構造物の劣化に影響を及ぼす気象、立地、その他の周辺環境。
外部拘束応力
外的に変形拘束を受ける部材の収縮や膨張が拘束されることによって生じる応力。
外部電源方式
直流電源装置から防食電流を供給する電気防食工法の方法。
解放膨張量
コアを標準養生したときに生じるアルカリ骨材反応による膨張。
化学的腐食
コンクリートが酸や硫酸塩などの化学物質の作用を受けて侵食される形態の劣化。
化学法
骨材のアルカリシリカ反応性を化学的な方法で比較的迅速に調べる試験。
拡散
物質の濃度が一様でない場合に、物質が濃度を一様化するように変位する現象。
拡散律速
拡散が進行する過程の中で、最も進行が遅い部分、あるいはその速度。
ガス吸着法
細孔表面にガス分子を吸着させ、ガス分子が凝集するときの圧力と吸着量からセメントの比表面積やコンクリートの細孔径分布を求める方法。
加速期
構造物の要求性能に及ぼす影響が大きくなる状態に対応する劣化過程の一段階。
型枠振動機
型枠に振動を与えることによって、コンクリートを加振させて締め固める装置。
割裂ひび割れ
かぶりコンクリートの付着破壊を原因とするひび割れ。
カナダ法
骨材のアルカリシリカ反応性を判定する促進養生試験の1つ。
かぶり(厚さ)
コンクリート中に配置された鋼材表面からコンクリート表面までの最短距離。
かぶりコンクリート
鋼材を保護しているかぶり(厚さ)部分のコンクリート。
下面増厚工法
床版下面に補強鉄筋を配置し、付着性の高いポリマーモルタルなどで増厚して一体化する工法。
可溶性塩分量
細孔溶液中に存在する塩化物イオンの量。温水で抽出される塩化物イオン。可溶性塩化物イオン量ともいう。
含浸材塗布工法
コンクリートの表層部に化学物質を含浸させることによって、劣化に対する抵抗性を付与する工法。
■き
机上調査
設計図書などの資料、点検・調査記録などに基づいて行う構造物の調査。
気泡
エントラップトエアおよびエントレインドエアによってもたらされるコンクリート中の間隙。毛細管間隙よりもはるかに大きい。
気泡間隔係数
セメント硬化体中の気泡の分布状態、およびコンクリートの耐凍害性を表す指標。
吸光光度法
物質が光を吸収する性質を利用して物質濃度を測定する化学分析方法。
凝結
セメントペースト、モルタル、コンクリートが初期の流動性を徐々に失いながら次第に硬くなる現象。
共振法
構造物を強制的に振動させたときに生じる共振周波数を測定して内部欠陥を検出する調査方法。
局部破壊試験
コンクリートの表層部を局部的に破壊する際の抵抗力を指標として、表層部の圧縮強度を推定する方法。
許容ひび割れ幅
構造物あるいは部材が許容してもよいと考えられるひび割れ幅の最大値。
■く
空洞
コンクリートあるいは注入材などが充填されていない部分。
クエン酸二アンモニウム溶液
鉄筋の腐食減量を測定するために、鉄筋を浸漬してさびを除去するのに用いる溶液。
グルコン酸ナトリウム溶液
配(調)合を推定する際、試料を溶解するために用いる溶解液の一種。
クレージング
部材表面のセメントペースト部分に生じる亀甲状のひび割れ。
グレーディング
変状の程度などを段階的にクラス分けすること。
■こ
コアドリル
コンクリート構造物から円柱状の供試体を切り出すための機械。
鋼材腐食
電気化学的なメカニズムによって鋼材が腐食する現象。
硬水
カルシウムやマグネシウムなどの塩類を多く含む天然水。軟水の対語。
鋼繊維補強コンクリート
鋼繊維を混入して、じん性や耐摩耗性などを高めたコンクリート。
構造物診断
維持管理のために、構造物の性能や機能の低下を調査して、その状態を判断すること。
鋼板接着工法
コンクリート断面の外側に鋼板を接着して、既設部材の鉄筋量不足を補い、既設部材との一体化を図って合成構造とする工法。
鋼板巻立て工法
既設柱部材などの全周に鋼板を連続して配置し、既設部材との一体化を図って合成構造とする工法。
降伏点
応力-ひずみ曲線において、応力が増加しないでひずみが増加しはじめる直前の最大の応力。
交流インピーダンス法
鉄筋に周波数の異なる電圧を負荷して、分極抵抗や溶液抵抗などを測定する方法。
コールドジョイント
先に打ち込んだコンクリートと後から打ち込んだコンクリートとの間が完全に一体化していない不連続面。
固定塩分
フリーデル氏塩を形成する塩素(Cl)や、細孔壁面に吸着した塩化物イオン(Cl-)などの自由に移動することができない塩分。
コンクリートフィニッシャ
打ち込まれたコンクリートの表面を平滑に仕上げるための機械。
■さ
再アルカリ化工法
液相中にアルカリ溶液を電気浸透させ、コンクリートのアルカリ性を回復させる工法。
細孔
硬化コンクリート内部に存在する間隙の総称。ゲル間隙、毛細管間隙、気泡に分類される。このうち、ゲル間隙の物質透過性は非常に低く、ゲル間隙にある水は-78℃以上の温度では凍結しない。
細孔構造
物質移動と密接な関係にある細孔の種類、容量、分布などで表される細孔組織の仕組み。
細孔溶液
コンクリート中の液相。「水和生成物の一部となっている水、ゲル間隙の水、吸着水」などの結合水以外の水。
材料分離
フレッシュコンクリートの構成材料の分布状況が不均一となる現象。
さび汁
鉄筋表面の腐食生成物が水に溶解して構造物表面に運ばれ沈着したもの。
酸
水溶液中で水素イオンを生じ、アルカリを中和して塩を生じる物質。塩は2成分からなるイオン性の物質。
残存膨張量
解放膨張が収束した後、コアを促進養生したときに生じるアルカリ骨材反応による膨張。
■し
自己収縮
セメントの水和反応を原因として、コンクリートが収縮変形する現象。
自然電位法
照合電極を対極として鉄筋の自然電位を測定する調査方法。
下地処理
表面保護工の施工に際して、プライマーなどの膜厚を均一にするために行う不陸調整などの処理。
支保工
型枠を所定の位置に固定し、作業荷重やコンクリートなどの荷重を支えるために設けられる仮設構造物。
締固め
打ち込んだフレッシュコンクリートを振動させたり突いたりして、空隙を少なくし密実にすること。
ジャンカ
モルタル分がいきわたらずに粗骨材が密集した状態で硬化してできた変状。
修正ポイントカウント法
硬化コンクリートを対象として、気泡間隔係数などの気泡組織を測定する方法。
充填工法
ひび割れに沿ってコンクリートをカットし、その部分に充填材を詰める工法。
主応力
主応力面に作用している垂直応力。主応力面はせん断力が作用せず、垂直応力のみが作用している面。
衝撃弾性波法
弾性波の入力をハンマーの打撃によって行う方式の弾性波法。
照合電極
ある電極電位を相対的に測定する場合の電位の基準となる電極。
詳細調査
定期点検の結果などを受けて、その必要性が認められた項目に対して行う具体的な調査。
硝酸銀滴定法
塩化物イオンと銀イオンを沈殿反応させ、溶液の呈色の変化から塩化物イオンを定量する方法。
床版防水工法
雨水排水を床版内部に浸透させないことを目的として、床版コンクリート上面に防水層を設置する工法。
上面増厚工法
鉄筋を使用せず、床版上面を切削、研掃後、鋼繊維補強コンクリートを打設し、床版を増厚する工法。
初期応力
外力を受ける前に部材に生じている応力。自己応力ともいう。
じん性補強
終局時の変形を増大させることを目的とする補強工法。
進展期
構造物の劣化が顕在化し進行している状態に対応する劣化過程の一段階。
浸透性吸水防止材
コンクリート表面に疎水層を形成して、劣化要因の侵入を抑制するための表面含浸材。
浸透性固化材
不溶性の結晶を生成するなどして、脆弱化した表層を固化するための表面含浸材。
振幅比
打撃音最大振幅値をインパルスハンマー最大振幅値で除した値。
■す
水銀圧入法
水銀の表面張力を利用して、多孔体の細孔径分布を測定する方法。
水酸化カルシウム
Ca(OH)2のこと。主な水和生成物の1つ。
水密構造物
水密性が要求される構造物。水密性は透水性や透湿性の程度を表す性質。
水和生成物
セメントの成分などと水の反応によって、内部に水分子を取り込んで生成される水和物。
水和反応
セメントの成分などと水が反応して水和物を生成する反応。
スケーリング
コンクリート表層のモルタル分が剥げ落ちる変状。
砂すじ
コンクリート躯体表面のセメントペーストが失われ、細骨材が縞状に露出してできた変状。
■せ
脆性破面
脆性的に破壊した面。脆性破壊は、破壊前にあまり塑性変形しない形態の破壊。
静弾性係数
静的載荷試験で得られる応力-ひずみ曲線の勾配で表される弾性係数。
成分溶出
常時水と接触しているコンクリートが徐々に成分を失って変質する形態の劣化。
赤外線画像装置
物体表面から放射される赤外線を検出し、その赤外線量を映像として表示する装置。
赤外線サーモグラフィー法
赤外線映像装置を用いて物体の表面温度分布を測定し、仕上げ材やコンクリート表層部の変状を検出する調査方法。
セメント協会法
コンクリートの配(調)合を推定する方法。試料を溶解するのに塩酸溶液を用いる。
セメント硬化体
水和セメントペーストのこと。水和生成物、未水和セメント、結合水、毛細管水、空隙からなる。
セメントモルタル
ポルトランドセメントなどのセメントに細骨材と水を加えてつくるモルタル。
遷移帯
骨材とセメントペーストの界面に形成されるセメントペースト本体よりも低強度の部分。
全塩分
コンクリート中に存在するすべての塩分(ClおよびCl-)。
全塩分量
コンクリート中に存在するすべての塩分の量。酸で溶解して抽出される塩化物イオン。全塩化物イオン量ともいう。
潜伏期
構造物が潜在的な劣化作用を受けている状態に対応する劣化過程の一段階。
■そ
促進膨張試験
モルタルバーあるいはコアを促進養生して膨張量を測定する試験。
組織構造
硬化コンクリートを構成する相の種類、量、大きさ、形状、分布などによって表される複合材料の構成の仕組み。
素地調整
被覆材と下地との接着性を確保するために行うブラストなどの処理。
外ケーブル工法
緊張材をコンクリートの外部に配置し、定着部あるいは偏向部を介して部材に緊張力を与える工法。
損傷
偶発的に生じる変状。変状の同意語として用いられることもある。
損傷図
構造物調査の結果として、主として外観の変状を写しとったスケッチのこと。
■た
耐久性指数
凍結融解の繰返し作用に対するコンクリートの耐久性を表す指数。
対策
構造物に生じた変状に応じて必要な対応をとること、およびその方法。
第三者影響度
構造物の一部が落下するなどして、構造物下の第三者あるいは器物に危害を与える可能性。
体積変化
温度変化、乾湿、化学反応などによって生じるコンクリートの体積の変化。
打音検査
点検ハンマーを用いて構造物を叩き、打撃音などからはく落する可能性のある箇所を検出する検査。
打音法
インパルスハンマーなどで構造物表面を打撃し、採集した打撃音のパラメータから内部欠陥を検出する調査方法。
脱塩工法
コンクリート中に存在する塩化物イオンを電気泳動の原理でコンクリートの外部に除去する工法。
脱水分解
セメント硬化体の温度を上昇させると、450~500℃で水酸化カルシウムの脱水が起こり、生石灰を生じる現象。
脱炭酸ガス分解
セメント硬化体の温度を上昇させると、550~950℃で炭酸カルシウムの脱炭酸反応が起こり、生石灰と二酸化炭素に分解する現象。
脱不動態化
金属の電位が電気化学的に不活性な状態から活性な状態に変化すること。
縦波
媒質の振動方向と同じ方向へ伝わる波。弾性波の中で最も速く伝わる波。
炭酸化
セメント水和物が二酸化炭素と反応して炭酸カルシウムと他の物質に分解すること。
弾性波法
弾性波の受・発振装置を用いて、伝播時間、周波数、位相などを測定することによって、ひび割れ深さや内部欠陥などを検出する調査方法。
炭素繊維
無機繊維の一種。含浸接着剤を含浸させるなどして、FRP(連続繊維補強材)として用いられる。
タンピング
コンクリートの打込み後、表面仕上げを行うまでの間にコンクリート表面を叩いて締め固めること。
断面修復工法
劣化部のコンクリートを除去した後、または断面を喪失した箇所に所要の性能を有する材料を充填して修復する工法。
■ち
中性化
コンクリートが大気中の炭酸ガスの影響を受けて、徐々にアルカリ性を失っていく現象。
中性化深さ
構造物表面から中性化していないコンクリートまでの距離。
注入工法
表面からひび割れ内部に向かって注入材を圧入する工法。
中立軸
中立面と部材断面との交線。中立面は曲げモーメントによる伸び縮みが生じない面。
超音波法
発振子より発振した超音波を受振し、その受振波動からコンクリート内部の情報を調べる調査方法。
直角回折波法
弾性波がひび割れの先端を回折する性質を利用して、ひび割れ深さを測定する調査方法。
■て
定着
鉄筋やPC鋼材などの端部をコンクリートの内部あるいは表面部に固定すること。
デジタルカメラ
CCDなどの半導体素子を使って映像を電気信号に変換し、デジタルデータとして記憶する装置。
テストハンマー
コンクリートの反発度を測定するための試験機。リバウンドハンマーともいう。
鉄筋補強上面増厚工法
増厚部に鉄筋を配置し、鋼繊維補強コンクリートを打設する上面増厚工法。
電位差滴定法
塩化物イオンと銀イオンの沈殿反応を利用して、電気化学的に塩化物イオンを定量する方法。
電気泳動
コンクリートに直流電流を流すことによって、電解質溶液およびコンクリート中のイオンが電極に向かって移動する現象。
電気化学的測定
鋼材の腐食を電気化学的に調査する方法の総称。
電気化学的防食工法
電気化学的に鋼材の腐食を抑制する工法の総称。
電気化学的補修工法
再アルカリ化工法、脱塩工法、電着工法の総称。
電気浸透
コンクリートに直流電流を流すことによって、電解質溶液がコンクリート表面から鋼材に向かって細孔を移動する現象。
電気防食工法
鋼材の電位を強制的に変化させることによって、鋼材腐食を抑制する工法。
電磁波レーダ法
電磁波が電気的性質の異なる物体境界面で反射する性質を利用して、鉄筋や内部欠陥を検出する調査方法。
電磁誘導法
鉄筋などの磁気的な性質を利用して磁性体を検出する調査方法。
電着工法
液相反応の原理でコンクリート表面に電着物を析出させる工法。
デンマーク法
骨材のアルカリシリカ反応性を判定する促進養生試験の1つ。
■と
凍害
凍結融解の繰返し作用によって、コンクリートの組織が徐々に脆弱化していく形態の劣化。
凍結防止剤
路面の凍結を防止するために用いる薬剤、塩化カルシウムや塩化ナトリウムを主成分とするものが用いられている。
凍結膨張圧
コンクリート内部の水が凍結膨張することによって生じる圧力。
凍結融解試験
コンクリートの耐凍害性を評価するための試験。供試体の動弾性係数を測定して耐久性指数を求める。
透水性
水がコンクリート内部を圧力差によって移動する場合の移動のしやすさ。
動弾性係数
振動数などの振動特性の値から求められる弾性係数。