四択問題 評価・判定2
   
 問題9

成分溶出



 コンクリート構造物の成分溶出の評価に関する次の記述のうち,不適当なものはどれか.


(1) 表面から深さ100mmまでのコンクリートのpHが低下していたので,この部分にはC−S−Hが残存していないと判断した.
(2) 表面からの深さが80mmより深い箇所でCa(OH)2が検出されたので,成分溶出が生じている最前線はこの付近であると判断した.
(3) 表面から深さ50mmまでのC−S−HのCa/Si比が低下していたので,この部分の圧縮強度が低下している可能性があると判断した.
(4) 表面から深さ30mmまでのセメント硬化体がシリカゲルに変質していたので,この部分ではC−S−Hが完全に分解している可能性があると判断した.