四択問題 評価・判定1
   
 問題4

塩害



 外的塩分の影響を受ける鉄筋コンクリート構造物の調査結果に基づいて示された判断に関する次の記述のうち,不適当なものはどれか.


(1) 鉄筋に沿ったひび割れが複数発生していたが,さび汁が滲出していないので,鉄筋は腐食していないと判断した.
(2) 外観の変状はみられなかったが,鉄筋表面の塩化物イオン濃度が1.5kg/m3に達していたので,予防的な補修を行うかどうか検討することにした.
(3) はく離していたかぶりコンクリートを除去したところ,鉄筋表面に分厚い腐食生成物が付着していたので,部材の耐荷力に少なからぬ影響を及ぼしている可能性があると判断した.
(4) 鉄筋の腐食減量の測定値がシミュレーション結果よりも大きかったので,予測以上に劣化が進行していると判断した.