四択問題 補修・補強2
   
 問題4

塩害対策



 コンクリート構造物の塩害の対策に関する次の記述のうち,不適当なものはどれか.


(1) 塩害環境の構造物に外観の変状がみられないのであれば,表面被覆工法を行うよりも,定期点検での外観観察に注力すべきである.
(2) 塩害によって生じたひび割れからさび汁が滲出していない状態であっても,鉄筋を露出させた上で補修することが望ましい.
(3) コンクリート中の塩化物イオンを電気化学的に脱塩した場合でも,表面を被覆しない限り再変状する可能性があることに注意しなければならない.
(4) 電気防食工法によって鉄筋の腐食反応を抑制する場合は,効果を期待する期間中継続して通電する必要がある.