■ 有限会社コンクリート診断技術ブレーンセンター
   受講者様に聞く−株式会社岩野建設 取締役土木部長 阿部安美様



北海道の建設会社に務める阿部安美さんは、3度目の受験でコンクリート診断士試験に合格した。だが、当初は過去問の記述式問題をみて、手も足も出ない感覚をあじわったという。そのため、最初の受験機会は試験会場に向かうことをあきらめ、翌年から本格的な試験勉強をスタートさせた。
診断士となった阿部様に、講座での3年間を振り返っていただきました。

もくじ
  1. 受験の経緯
  2. 記述式問題が立ちはだかる
  3. ブレーンセンターの講座に飛び込んだ
  4. 猛勉強と家族への感謝
  5. 資格取得後のこと
  6. 3年間という時間


■ 受験の経緯

-- 会社では土木部長をお務めだそうですね。阿部様と会社のことを簡単に紹介してください

阿部安美と申します。北海道上川郡在住の45歳です。
業務経験は27年ということになります。

当社は十勝の新得町にあり、北海道電力のダム、導水路等の修繕、公共工事全般の他、建築工事も手がけています。コンクリート構造物にとっては、厳しい気象の土地柄ですから、気も遣い、頭も使って仕事をしています。

-- 資格取得のきっかけは、思い違いであったとか・・・

大きな声では言えませんが、そうなんです。受験者を対象として実施される講習会を修了すれば、自動的にいただける資格だと、甘いことを考えていました。

そうではなく、手ごわい試験だということは、しばらく後に同業者から聞かされました。
時間はかかりましたが、2009年度試験に合格し、資格者であると名刺でもアピールしています。

同社が修繕工事を行った北海道電力岩松ダム

■ 記述式問題が立ちはだかる

-- 最初の受験機会はあきらめてしまったそうですね

前述のように、勘違いして出発したわけですが、それはともかく、4月の講習会が終わって試験勉強を開始しました。

1級土木や管工事、造園、測量などの資格を取得したときの経験から、1ヶ月間集中して勉強すれば、同じように一発で合格できると思っていました。その程度だろうと思ったんです。

ところが、過去問で試験問題を確認してみると、レベルの違う試験だと認めざるをえなかった。

四択もいくらか難しくは感じましたが、これは独学でもできると思います。

しかし、記述式問題はそれまでに受験した試験とは違い、書くことに慣れていない自分には、手も足も出ない内容でした。

合格までの4年間、勉強時間の記録をつけ続けた
その克明な内容には驚かされる
当時の勉強記録を見てください。

ああ、ここです。
連休明けには、もう断念していたようです。

ひとりでがんばっても、いまからでは無理だ、一年待った方がいいと考えたんです。

その年はインターネットで情報収集する他、診断士でもある知人社長にアドバイスをいただくなどしていました。


■ ブレーンセンターの講座に飛び込んだ

-- 難関とはいえ、過去問だけで受験する人もいると思います

書くことに慣れているんでしょうね。

でも、わたしの場合は、手も足も出ないと自覚していたくらいですから、費用をかけてでも、記述対策のためのヒントがほしかった。

わたしのような人もいると思います。

独学では無理だとわかっていました。

-- ブレーンセンターを選んだ理由は

当時、他にも受験者向けの教材を扱ったサービスはありましたが、中身を考えると、雲泥の差だと思いました。

教材の質、量、レベルの高さといった点で、単純に良い方を選んだということです。

この年の1月、講座に飛び入りし、試験勉強を再開しました。

たいがいのことはやればできる。
はじめたからには必ずやってやるという気持ちでした。

最後の試験で書いた答案のポイントを力説
-- 記述式講座は、受講者が一緒に勉強する仕組みだそうです

尻込みしてしまうことはなかったですか


全然、気にしません。

といっても、意欲的な受講生が多いので、出だしの頃は、皆さん、よろしくお願いします、みたいな感じで入りました。

参加者の方々に混ざって答案を提出しているうち、いつの間にか溶け込んでいましたが。

最後の方は、自分も古顔になっていたかもしれません。


-- 講師の指導については、どう感じていましたか。辛口という評価もあるようですが

答案の内容に関しては、厳しく、ていねいに指摘されます。

辛口ですが、それがいいのではないでしょうか?
2年、3年と続けてお世話になりましたが、そのたび、同じように添削してもらいたいと思い、受講を決めました。

参加者全員の答案と講評を見ることができるので、自分の講評だけでなく、先生の他の方への接し方も見ています。

自分ばかりではありません。他の方の様子も見ています。
なので、こういう先生だとわかっていました。

ですが、3年目に初めて電話ディスカッションで話したときのことです。
思っていたとおりではなかった。

規定の終了時間になっても、「まだ、かまいません」といわれ、自由に質問させてもらうことができました。ざっくばらんに何でも話してくれます。想像していた先生とは違いました。

それまでは、1つのミスもしたくないといった、プレッシャーみたいなものもありましたが、実際に話してみて、答案の書き方もいい方向に変わったと思います。

結局、その年は甘えさせてもらいましたが、それもあってか、合格することができました。

もっと早く利用しておけば、というのが当時の率直な思いです。
受講生の皆さんにも、積極的に利用することをお勧めしたいですね。

■ 猛勉強と家族への感謝

-- 先ほどの克明な記録は、まさに猛勉強の跡とでもいうべきものだと思います。
仕事をこなしながら、勉強時間を作ることはできましたか

建設会社ですから、皆、現場をもっています。
仕事もあるし、家族とも接しなければいけない。

そういう中にあって勉強時間を作り出すのは大変ですが、自分の場合は2:30に起きて、朝方の3時間をあてていました。

それから仕事に向かいますが、答案を書きながら、後もうちょっとというときには、会社で続きを書いたこともあります。

休日は、一日めいっぱい勉強させてもらいました。
買物に出かけるときは、嫁さんに運転をお願いし、うしろで参考書を広げていました。
近所の七夕の祭りにも出かけず、歯医者の待ち時間30分の間にも勉強しました。

子供たちが幼い時分だというのに、家族サービスの時間を削って勉強させてもらいました。
我慢して協力してくれた家族に本当に感謝しています。

受験者の中には、仕事で時間がないことを言いわけにする人がいます。
新しい現場をもらったときなどです。

自分も施工管理をしてきましたから、よくわかりますが、時間を作ってやらなければ合格することはできないと思います。講座では先生も同じようなことを言っていました。

進捗管理のためのスケジュール表は、計画を修正するたびに作り直した
よく考えて作られたものとわかる

-- 試験勉強を進めながら、不安や悩みが付きまとうことはありませんでしたか

経験的にいえば、長期間、試験勉強を続けていると、精神的に参るときがきます。

ひとり切りだと、真っ暗な気分になって、つぶれていたかもしれません。
でも、講座には周りがいます。仲間が同じように苦しんでいることを知っています。
皆、同じなんです。自分だけではないと考えることができました。

何度か利用した電話ディスカッションの他にも、講座にはそうした不安に応えるコーナーがいくつも用意されています。読めばわかる!必勝勉強法、診断士試験雑感、お悩み解決編などです。

話は逸れますが、やらなきゃもったいないポイント集、やってはいけないポイント集というのもあります。

記述式問題に対応するための実戦的なポイントです。

何がよくて、何が悪いのか、読めばわかります。
それだけでわかるんですから、受講生の宝だと思います。

解答用紙の使い方をわからない人だっているでしょう。
答案の書き方、効果的な学習方法だけでなく、そんなことまで説明されています。
何もわからないところからはじめている人にとって、先に進むための手助けが豊富だと思います。

というより、あれだけの教材があれば、全部はやり切れません。
それぞれの実状に応じて、重点的に取り組むことを考える必要があります。
わたしの場合は、○×式のチェック式問題には手をつけず、記述対策のための時間を確保するようにしました。

机の後ろに並べられた参考書の数々

-- 合格の瞬間のことをお聞かせください

合否の確認の仕方を嫁さんと相談しました。封筒を待つか、インターネットでいま見るか・・・

こんなことを話し合ったのは、いろいろあるからです。

4歳の娘が眠っていたので、上の子と3人で、勉強部屋のパソコンで確認することにしました。

わたしたちの目に、自分の受験番号が飛び込んできた瞬間・・・、3人で万歳!です。
驚いた娘を泣かせてしまいました。

感動といっても大げさではありません。
自分の姿を見てきた家族にとっても他人事ではなかったんです。
みんなで一緒にやってきました。家族の協力がなければ、とてもできなかったことです。

先生に、みんなでがんばった、こちらの姿も見せたい、ずっと、そう思っていました。
というのも、講座のホームページで先生の顔を見ながら勉強してきたからです。

合格発表の日の晩、家族写真を撮って送らせてもらったのは、そんなわけです。

■ 資格取得後のこと

-- 資格取得後、周囲の目は何か変わりましたか

実用新案登録証と考案者阿部様の名前
取得前と比べて、一目置かれるようになったというのはありますね。

役所の方が話を聞いてくれますので、仕事が進むようになりました。会計検査のときも、そつなく対応できたと思います。

自分自身、診断士ですから自信をもって客先に説明することができます。いまでは、ノウハウがありますから。

余談ですが、当社は昨年、コンクリート構造物関連の実用新案を登録しました。

農業用バンカーサイロの化学的侵食に関する考案です。

登録出願のための書類は、わたしが作成しました。

■ 3年間という時間

-- この講座にこだわったわけを教えてください

理由なんかありません。先生を信頼していましたから。

勉強時間の大半を記述にあて、四択でしくじった年もありましたが、あと一歩だという手応えを強く感じていました。

この講座を続けていけば大丈夫、必ず合格できると信じていました。

-- 講座での3年間は、どんな時間だったのでしょうか

夢中になって、はまっていました。

コンクリートにはまった。勉強にはまりました・・・

試験勉強というと、つらいものというイメージがあるでしょう。
でも実は、楽しかったんです。

いまでも自己研鑽のために、講座を続けたいと思うことがあるくらいです。
大学には行っていませんが、それに代わるものくらいの勢いで勉強していました。

身につけたことは大きいです。

自分を含めて、客観的に物事をみる力がついたように思います。
試験やこうした講座を受けることがなければ、ここまで真剣に勉強することはなかったでしょう。

-- 最後に受験者へのアドバイスをお願いします

足かけ4年、勘違いからはじまった診断士取得への道でしたが、仕事でのメリットも多く、役立つ資格だと感じています。

社内をはじめ、周囲にはけしかけてもいますが、多くの方に診断士を目指してほしいと思います。

わたしと同じようなところからスタートする人でも、この講座でがんばれば、やる気さえあれば、必ず合格できるんだよということを、申し上げたいですね。

先生は、受講生のことを考えてくださる方です。

ブレーンセンターの浅野先生と、会社、家族のみんなに感謝していることをつけ加えます。

お招きくださったご自宅にて(右は弊社浅野)

お忙しい中、有り難うございました。


※ 取材日時 2012年1月
ブレーンセンターは、コンクリート技術者の資格取得を応援します。